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吉見昭徳 ナヴァ会の語義(これは参考資料として)

 

会の名称「ナヴァ」の語義について考える          2005.12.

本会は発足して既に24年を経過したと聞いている。そこで、会の名称「ナヴァ」につ

いて、ここでその語義が何であったか考えてみることにしよう。思い当たるのは、下記の

参考①に挙げたように、ラテン語の形容詞「ナヴス(navus)」であるが、この語に由来すると見るべきかどうか再考してみよう。 

 

*ラテン語「ナヴス(navus)」の格変化形「ナヴァ(nava))は、参考①の表の通り、次の変化形と一致します:いわゆる<単数・女性変化形>では「主格〔~は〕」、「奪格〔~から〕」、「呼格(~よ)」;そして<複数・中性変化形>では「主格(~は)」、「対格(~を)」、「呼格(~よ)」の格変化語尾に符合する。

 したがって、仮に、本会の名称「ナヴァ(nava)」を単数形であると解釈すれば、その語義は形容詞の女性形態で、「元気な、勢いのある、活気に満ちた」くらいの意味で、それぞれ

 

の各変化形{いわゆる「主格(・・・は)」、「奪格(・・・から)」、「呼格(・・・よ!)」}に適合する訳だから、この語にて適合する後続名詞形が何かを探す必要が生じてくる。

 では、その後に続く「・・・」に当てはまる名詞形は何か。探してみることにしよう。

となると、本会の性格上からも必然的に思い当たるのは、唯一つに絞られても不思議はな

い。以下の参考②「素描、デッサン」の単語が浮上するからだ。もしこの案に賛同いただ

けるとするなら、当会の名称は既に24年の時を刻みながら、いささかもその新鮮さを汚

すことなのないすばらしい名称であったように思われます。

 

結論‘

以下の3点に符号する:

⑴「元気で活気に満ちた、デッサンは(nava descrio)」、

⑵「元気で活気に満ちた、デッサンよ、ヤーイ(nava descripto)」

⑶「元気で活気に満ちた、デッサンから(nava descriptione)」

 

従って、上記を要約すると

 

ある時は‘元気で活気に満ちた、デッサン  は・・・’ と哲学する。また、

ある時は‘元気で活気に満ちた、デッサンよ、ヤーイ’ であり、また

ある時は‘元気で活気に満ちた、デッサンから’元気を貰う。

 

会の名称ナバァには上記のような多元の意味を含蓄させているものと解釈される。

                            (文責・吉見)

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